【前回までの冒険録】
第七霊災から5年……未だ霊災の傷が癒えきらぬエオルゼアは、ガレマール帝国の侵攻と蛮神という、ふたつの脅威にさらされていた。そんなエオルゼアにひとりの冒険者が一歩を踏み出す。すぐさま頭角を現した冒険者は、蛮神問題に取り組む「暁の血盟」に迎えられ、シャーレアンの賢人たちとともに活躍し、エオルゼア主要三都市の首領の信任をも勝ち取る。さらに、三都市のグランドカンパニーやシドの協力を得て、冒険者はガレマール帝国の軍団長「ガイウス」のエオルゼア制圧の野望を打ち砕いた。しかし、一連の戦乱の影には、光の存在「ハイデリン」滅亡を目論む者たち、「アシエン」の姿があった。この闇の存在「アシエン」を討てるのは、光の存在「ハイデリン」の加護を受け、「超える力」を持つ冒険者のみ……。光の意思により繋がれた冒険者たち「光の戦士」は、光の力を武器に変え「アシエン」討伐を成す。かくしてエオルゼアに一時の平穏が訪れ、新生の時代「第七星暦」が幕を開けたのだった。だが、その影では再び闇が蠢き始めていた……。



Lv.50 「暁」の在り方

砂の家のミンフィリアには、何か悩み事があるようだ。

ミンフィリア:ああ、Cocolo。……あなたに相談があったの。

(※暁の間に、タタルが入ってくる。)

タタル:お話し中に失礼しまっす。ミンフィリアさん、アシュガナ貿易の方、お帰りになられたでっす。……ふう、このところ来客の相手が続いてて、流石にイヤになってくるでっす。

ミンフィリア:ありがとう、タタルさん。少し休んでちょうだい。

タタル:はいでっす。

(※タタル、主人公に手を振り出て行く。)

ミンフィリア:あなたが各地に現れた蛮神を討滅し、ガレマール帝国のアルテマウェポンを撃破したことで、わたしたち「暁」も注目を集めているわ。「暁」に協力を申し出る人々、それに組織や勢力が、あの戦い以来、急激に増えつつある。わたしたちが認められたという証ですもの。それ自体は嬉しいことなのだけど……。でも、その一方で「暁」を政治的に利用しようとする連中も増えてきているの。もちろん、直接そんなことは言わないけど、少し裏を探ればすぐに分かってしまう。……いま来ていたお客さんもそうよ。要求をまとめると、わたしたちに資金を援助する代わりに、派閥争いの後援をしてほしいってところかしらね。小さな商会から、ウルダハの砂蠍衆まで……。様々な組織が接触してきていて困っているの。わたしたち「暁」の目的は、エオルゼアの救済。それも、中立な立場での活動において……ね。わたしたちは、政治的に利用される組織であってはならない。……でも、もっと広く活動するためには資金も必要よ。……膨大な資料や技術提供はともかく、お金のことまで、いつまでもシャーレアン本国のバルデシオン委員会に頼っていられないしね。ごめんなさい……。相談のつもりだったのに、なんだか愚痴になってしまったわ。……そういえば、賢人のみんなは、最近の状況をどう思っているのかしら……。

(※賢人のみんなに話を聞きに行く。)

ウリエンジェ:新たなるものに、人は本能的に恐怖するもの……。あなたや「暁」の功績を歓迎しつつも、脅威と捉える者が現れるのは、必定でしょう……。身を潜め、熱を冷まそうにも、新たな蛮神の台頭をはじめとした状況……そして、私たち自身への誓いが私たちを呪縛しています。今こそ選ばねばなりません。私たちは、何を縁(よすが)とするのか。或いは……何をも縁としないのか……。

ヤ・シュトラ:蛮神「タイタン」討伐の折、メルウィブ提督と対話したことを覚えている?……協定を破って、内陸部を開拓したのは人の方。しかし人は、コボルド族が土地を取り戻すことを認めず、彼らの行動を逆手にとり、攻撃の材料とした……。そのことについて、是非を論じるつもりはないわ。自分がある一方に属する時、他方に属しているかのような物言いをすることは卑怯だもの。私が言いたいのは、私たち「暁」のこと。このままでは「暁」自身が同じ矛盾を孕むことになる。それだけは、避けなくてはならないわ……。

サンクレッド:砂都ウルダハは、富と権力の天秤が支配する地だ。だが、これはウルダハに限った話じゃないさ。……富や権力に執着するのは、普遍なる人のサガだからね。例えば、アラミゴの民の中には、お前の力があれば、祖国奪還が成るんじゃないかと考えている者もいるだろう。……このあたりで、線を引いておくべきなのかもしれないな。お前や「暁」が何のためにあるのか。それを間違えてはいけないと思うんだ。

イダ:最近、いろんな人が「暁」を訪ねてきてさ。お土産だって言って、いろんなものをくれるんだ。でもさ、大体中身はお菓子じゃないんだよね!食べられないお土産なんて、ぜんっぜん、嬉しくないよ!!

パパリモ:組織運営に、資金の安定的な調達は必要なことさ。でも、資金の対価が僕らの魂であっちゃいけないんだ。とはいえ、砂の家がウルダハ領の中にあるように、どの都市にも頼らずに組織を維持するのも難しい。一体どうしたら……う~ん。

アルフィノ:ふむ……。ミンフィリアがそんな悩みを。ちょうど私も、現状の「暁」について、考えていることがあってね。……いい機会かもしれないな。ミンフィリアに話をしてみよう。Colo、君も来てくれ。

(※アルフィノと共に暁の間へ。)

ミンフィリア:あら、どうしたの、二人して。

アルフィノ:ミンフィリア、提案がある。砂の家……「暁の血盟」の本部を移転しないか。

ミンフィリア:本部の移転……?

アルフィノ:そうだ。このベスパーベイから、他の土地へ移るんだ。……ここは、ウルダハに近すぎる。このままでは、「暁」の活動が活発になるほど、ウルダハの共和派からの干渉も激しくなってくるだろう。まさに、いま君が悩んでいるように。砂蠍衆を中心とした共和派に飲み込まれるのは危険だ。……どうも黒いものを感じるのでね。それに、「暁」に所属している冒険者たちからも、以前から申告があったじゃないか。ベスパーベイにエーテライトを設置できるようウルダハに交渉してくれないか……と。もっとも、ザナラーンのエーテライト網は共和派の管理下だ。必要以上に砂蠍衆に与しないよう、私が断り続けていたわけだが。

ミンフィリア:……でも、アルフィノ。移転といったって、一体どこに?

アルフィノ:各都市に対し公平であるべき「暁」の組織体質。そして今後、真に中立の立場でエオルゼアの救済活動を行うためには……リムサ・ロミンサ、グリダニア、ウルダハ。これら三都市のいずれからも、一定の距離を保つことができる場所が望ましい。モードゥナの「レヴナンツトール」だ。冒険者ギルドの拠点でもある同地は現在、より多くの冒険者を受け入れるために拡張が行われている。そこに交渉してみようと思う。それに、三都市の盟主たちが歩み出したエオルゼア統一組織への道……。私も、その思想に協力したいと思っていてね。そのためにも、我々「暁」は、国に依存しない場所で活動できた方がいい。

ミンフィリア:あなたの言っていることは理解できるわ。現状を踏まえても、移転を考えるべきなのでしょうけど……。……移転か……ウルダハを離れるのね……。

アルフィノ:盟主は君だ。ゆっくり考えて、答えを出すといい。「暁」は、その母体となった「十二跡調査会」の時から、このウルダハにあった。……いろいろ名残は惜しいだろうが、祖父の理念を叶えるのに、場所は問わないはずだよ。

(※ミンフィリア、背後に飾ってある杖を見上げる。)

ミンフィリア:ルイゾワ様の理念……か。少し考えてみるわ。そういえば、アルフィノ。家のことはもういいの?

アルフィノ:ああ、面倒なことは執事長に任せてきた。しばらくは、こちらの仕事に専念できるよ。



Lv.50 歌姫を追って

ミンフィリアは、冒険者に伝えたいことがあるようだ。

ミンフィリア:ルイゾワ様の理念に、「暁」の中立性……か。でも、わたしは……。ああ、Cocolo。すっかり伝え忘れていたのだけれど、アルフィノが、あなたに頼みたいことがあるそうよ。しばらくは、この砂の家にいると思うから、よかったら協力してあげてね。ここから移転することについては……ごめんなさい、少し答えを待ってもらえないかしら。あなたが戻るまでには、きっと答えを出しておくわ。だから……今は独りで考えさせてほしいの。

(※アルフィノのもとへ。)

アルフィノ:このまま「暁」がウルダハに留まることに利がないことは、ミンフィリアも理解しているよ。しかし、彼女は「ある人」を待っているのさ。だから、ウルダハから移動することを躊躇している。かつて「ウルダハの歌姫」と称された、「フ・ラミン」という踊り子を知っているだろうか?彼女の歌や踊りは、周りの者たちを魅了し、多くの人々に愛された。……サンクレッドも、彼女の熱心な支持者だったようだね。そのフ・ラミンは、第七霊災以降、忽然と姿を消した。そして、現在に至るまで、行方がわからないままだった。……実は、彼女は、ミンフィリアの育ての親でもあるんだ。以前、ミンフィリアからそのことを聞かされてね。それから私も行方を探すために協力していたのだが、ようやく情報を掴んだよ。東ザナラーンにある「聖アダマ・ランダマ教会」の「イリュド神父」から、有力な情報が入ったと連絡を受けた。一足先に出向き、話を聞いてきてもらえないだろうか。私も、後から駆けつけよう。探し人さえ見つかれば、ミンフィリアの悩みも解けるはず。そうなれば、本部移転の話も受け入れることができるだろう。「暁」の未来のためには、移転するべきなのだから。

(※聖アダマ・ランダマ教会へ。)

イリュド:お待ちしておりましたよ。……「ウルダハの歌姫」の件ですね?アルフィノさんから連絡を受けております。先程、この教会の墓地へ墓参りにいらした男性が、かつてウルダハで見た踊り子にそっくりな女性を見たことがある、と言っておりました。目撃者の男性は、まだ当教会の墓地にいらっしゃいます。あなたがいらっしゃることは伝えておきました。詳しい話は、彼から聞いてみるといいでしょう。

01
↑墓参りに来ていた男性に話を聞く。

墓参りの男:フ・ラミンさんを探してるってのは、あんたかい?いやいやいや、俺に会えてあんたは幸運だよ!なんたって、あの歌姫に再会できるんだからっ!!7年程前に、フ・ラミンさんの歌と踊りを見たことがあるが、この前、見かけた彼女の美しさは、その頃と変わらず……いや、齢を重ねて、更に美しくなっていた!ああ、フ・ラミンさん……さすがは「ウルダハの歌姫」と謳われた踊り子だ。コスタ・デル・ソルの青空に映える白い肌……踊り子たちを指導する、鈴のような声……今でもこの胸が、ズッキンドッキンと高鳴るようだ!!誰がなんと言おうと間違いない!俺がコスタ・デル・ソルで見たのは、「ウルダハの歌姫」フ・ラミンさんだっ!!
母さん……報告することがあるんだ。長い間、独り身だったけど、遂に運命の人を見つけたよ。あの再会は、きっと運命に違いないさ。

(※えっ……その運命の人ってフ・ラミンさんのこと……?とりあえずイリュド神父に報告。)

イリュド:話を聞くことができたようですね。お聞きのように、あの男性はフ・ラミンさんをコスタ・デル・ソルで見たと断言しております。お探しの女性が、ウルダハから姿を消して5年。なにぶん年月が経っておりますので、本当に本人なのかはわかりませんが……。わからぬことがあれば、わかるまで挑戦するのが冒険者の本懐でしょう。あなたならば、事を成せると信じていますよ。



Lv.50 ウルダハの歌姫

聖アダマ・ランダマ教会のイリュドは、冒険者に伝えたいことがあるようだ。

イリュド:フ・ラミンさんと思われる方は、コスタ・デル・ソルにいるということでしたね。アルフィノさんには、私から連絡を入れておきましょう。あなたはコスタ・デル・ソルへ急ぎ、フ・ラミンさんを探すといい。あの辺りは、ゲゲルジュという方の土地だと聞きます。まずは、彼と話をしてみてはいかがでしょうか。
歌姫フ・ラミン……懐かしい名です。あの霊災を期に、名を聞かなくなった方が大勢いる……。彼らが無事であってくれれば良いのですが……。

(※コスタ・デル・ソルへ。)

ゲゲルジュ:寂しいのう、寂しいのう。フ・ラミンちゃんの声が……って、あなたはぁぁぁぁぁぁぁ!!!きょ、今日はどんな用件で参られたんじゃ?……な、なるほど、フ・ラミンちゃんを探しに……。確かにワシは、踊り子たちの指導役としてフ・ラミンちゃんを雇っておったがのう。少し前に、仕事を辞めたいと言われてしまったんじゃ。なぜかのう、ザンネンじゃのう。最後に「西の方に行く」と言っておったから、今頃ワインポートで踊りを教えておるのかのう。

(※ワインポートへ行き、情報収集。)

ビルギレント:フ・ラミンという踊り子を探しているですって?確かに先日、ミコッテ族の踊り子が、ワインを求めてやってきましたよ。彼女が漂わせる香りが、あまりにワインの香りを損なうので退店願いましたがね!……はて、その踊り子がお探しの方かどうかまでは。ンふふふ、保証はできませんねぇ。

ユングバル:……フ・ラミンさん?その人かどうかはわからないが、優しそうなミコッテ族の女性なら、確かにここへ来たよ。

(※シャマニ・ローマニにも話を聞きに行きます。)

シャマニ・ローマニ:この気配は……冒険者さん、貴方ですね?「バッカスグレープ」を見つけてくれた貴方のことを忘れることなんてできませんよ。……ここを訪れたミコッテ族の女性ですか?ええ、今もワインポートに滞在されているはずですよ。なんでも、この近くに咲く花を摘みにいらしたようで。あの花は香料にも使われますから、そちらが目的でしょう。少し強い香りで、ビルギレントは苦手のようですが、とても安らぐ香りですから、私は嫌いではないですけどね。そういえば、今日はまだ香りが漂ってきませんね。彼女はまた、その花を摘みに行っているのかも知れません。花の咲く、南の方を探してみてはいかがでしょう?

02
↑レインキャッチャー樹林を探し、ホアリーグゥーブーに襲われかけていたフ・ラミンらしき女性を間一髪で助けます。

03

フ・ラミン:ありがとう、冒険者さん。花摘みに気を取られて、魔物に襲われるだなんて。……帝国の脅威が去って、気を緩めすぎかしらね。この花は、とてもよい香りがするの。……この香りを好きな知人がいてね。その人に贈ろうと思って。採りに来ていたのよ。
ええ、フ・ラミンは私ですけど……。もしかして、私を探しに?あら、この香り……。あなたアシ……いえ、ミンフィリアという女性をご存知では?

(※アルフィノ、やって来る。遅いよ!)

アルフィノ:まったく、探したぞ。移転準備の合間を縫ってイリュド神父を訪ねたはいいが、まさかラノシアまで足を伸ばしていたとは。あなたが、フ・ラミンさんですね?

フ・ラミン:……はい、そうですが?

アルフィノ:ようやく、お目にかかることができました。私どもは、あなたを探していたのです。フ・ラミンさん。どうか、ミンフィリアと会っていただけないでしょうか。彼女は、霊災で生き別れとなったあなたを探していました。

フ・ラミン:……まぁ、ミンフィリアに。そうね、霊災の後、しばらく身を潜めていたから……。フフ、でも良かったわ。私も、ミンフィリアに会おうと思っていたところなの。

アルフィノ:それはよかった!……しかし、なぜこのようなところに?

フ・ラミン:この花は、彼女が好きだった香水の原料でね。……もうすぐ私たちの記念日があるの。その記念として、ミンフィリアに香水を渡そうと思って。

アルフィノ:記念日の贈り物に……しかし、ここは魔物も多い。花を摘み終わったようでしたら、一度ワインポートへ戻りましょう。Colo、助かったぞ。ご苦労だったな。私たちは、先に「ワインポート」で待っているぞ。

(※ワインポートへ。)

フ・ラミン:さっきは危ないところをありがとう。フフ、あなたの活躍を見て、ある人を思い出したわ。私と恋人の愚かさから、ウルダハを守ってくれた冒険者。そして今は、光の中の影みたいに、顔を思い出せない人。……もう10年以上も前のことよ。

アルフィノ:イリュド神父からの情報は、正しかったようだな。無事にフ・ラミンさんを保護できて、まずは一安心といったところか。ところで、香水の話を覚えているか?察するところ、フ・ラミンさんが作ろうとしている香水は、彼女とミンフィリアの思い出の品ではないだろうか。フ・ラミンさんと香水……これらをミンフィリアに引き合わせれば、彼女の心も決まるかもしれない。だが、フ・ラミンさんに聞いたところ、香水を作るには、あと一つ危険を冒さねばならないらしい。……そこで、君の出番というわけだ。砂の家移転のためにも、ここは一肌脱いではくれないか?



Lv.50 母と子

ワインポートのフ・ラミンは、香水を完成させたいようだ。

フ・ラミン:……あら、香水作りを手伝ってくれるの?ありがとう、本当に助かるわ。実は、もう一つ足りない材料があるの。それはね、「濁りなきサラマンダー油」よ。高地ラノシアのブロンズレイクに棲息するグランガッチから採れるんだけど……。グランガッチは普段、姿を見せないうえに、ブロンズレイクのぬしと呼ばれるくらい以上に巨大化しているらしいの。好物のマッドプギルを捕まえて、誘き出すことまでは考えてたんだけど……。どうやって倒そうか、悩んでいたのよ。でも、あなたが協力してくれるなら大丈夫ね。いとも容易くグゥーブーを倒したほどですもの。よろしくお願いするわ。

04
↑討伐したての新鮮なマッドプギルでグランガッチを誘き寄せ、討伐。サラサラで透明なサラマンダー油を回収し、ワインポートに戻る。

フ・ラミン:「濁りなきサラマンダー油」を採ってきてね。グランガッチを倒すには、好物のマッドプギルを使って、誘き出すといいわ。
ありがとう、冒険者さん。これで、香水を作ることができるわ。……濁りなきサラマンダー油なんて、どうするのかって?フフ、これはね……ぽとぽとぽと、っと。こんなふうに、オイルとして使うの。さあ、これで香水の完成よ。……うん、心の準備もできた。ミンフィリアに会いに行きましょう。
香水作りに協力してくれて、ありがとう。……さあ、ミンフィリアに会いに行きましょう。

アルフィノ:フ・ラミンさんは、ミンフィリアや「暁」の活躍を知っていたよ。きっと各地を転々としつつ、情報を集めていたのだろう。遠く離れていても、子を想う……母とは、偉大なものだな。

(※砂の家・暁の間へ。)

アルフィノ:ミンフィリア。君の探し人を連れてきたよ。

ミンフィリア:まさか、ラミン!?

(※フ・ラミンとタタルが暁の間へと入ってくる。)

フ・ラミン:アシリア……。

05
↑お互いを抱きしめ合う二人。

タタル:アシリアっていうのは、ミンフィリアさんの本名なんでっす。

ミンフィリア:今まで、一体どこに……。ずっと探していたのよ。

フ・ラミン:フフ、帝国に追われていてね。あなたに危害が及ばないよう、各地を転々としながら身を潜めていたの。ここしばらく、帝国の動きが静かになってホッとしたわ。……活躍は耳にしていたわよ、アシリア。立派になったわね。

ミンフィリア:……本当に心配してたんだから。

フ・ラミン:もうすぐ、私たちが出会った記念日。だから、これを渡しに来たのよ。

ミンフィリア:これはセルセトの香水……。わたしがこの香りを好きだったの、覚えていてくれたんだ。

フ・ラミン:うふふ、今も付けているものね。冒険者さんから、僅かに移り香がしたの。

ミンフィリア:でも市販の香水じゃ、ラミンの手作りには及ばないから。嬉しいわ……。

フ・ラミン:その香水を作るために、この方に、いろいろ助けていただいたのよ。

ミンフィリア:ありがとう、Cocolo。

フ・ラミン:それに、これ。

(※フ・ラミン、何かをミンフィリアに渡す。)

ミンフィリア:これは……「猫目石」……。まだ持っててくれたんだ。
あなたにも、ちゃんと説明しなきゃね。このラミンは、わたしの育ての親よ。……わたしはアラミゴの出身なの。反帝国活動をしていた父に連れられてウルダハを訪れていたときに、「事故」で父を失ってね。異国で家族を失い、途方に暮れていたわたしを引き取って、育ててくれたのが彼女よ。

アルフィノ:なるほど……。帝国と戦うのは、父譲りの宿命ってわけか。

ミンフィリア:ラミンは、わたしが独り立ちできるよう、採掘師の技術を教えてくれたの。その採掘で最初に見つけたのが、この猫目石ってわけ。ちっぽけな原石だったけど、とても嬉しかった……。
でも、この石は、ラミンにプレゼントしたものよ。わたしが最初の一歩を歩み出すことができた、お礼としてね。

フ・ラミン:だからこそ、あなたに持っていてほしいの。真の平和に向かって新たに歩み出した、あなたに。数年ぶりにあなたを見て、改めて実感したわ。あなたは、かつて私たちができなかったことを成し遂げようとしている。私の「母」としての役目は終わったのね。アシリア……あなたはもう、立派に独立した女性よ。

ミンフィリア:……ラミン。

フ・ラミン:私は、愛する人がザル神の御許で安らかに眠ることができるように、祈りを続けるわ。あなたは、あなたにしかできないことをやりなさい。

ミンフィリア:ありがとう……おかあさん……。

(※ミンフィリア、意を決したように頷く。)

ミンフィリア:……アルフィノ。「暁」の本部移転計画を進めましょう。ラミンが言ってくれた通りだわ。わたしたちは、中立の立場でエオルゼアを救済し続ける。……わたしたちにしかできないことをしましょう。そうと決まれば、さっそく準備をしなくちゃね!各国に連絡を取らなきゃ……いえ、先に委員会に話を打診しておかないと……。

フ・ラミン:アシリア……立派になって……。私も、私にできることをやらないとね。



Lv.50 フ・ラミンの歌声

砂の家のミンフィリアは、冒険者に頼みたいことがあるようだ。

ミンフィリア:本部を移転すると決めたら決めたで、やることがいっぱいね……。アルフィノが移転先として挙げていた、モードゥナのレヴナンツトール……。あの拠点の西に「崩壊したキャンプ」があるのを知っている?あそこには、第七霊災で崩壊する前まで、「キャンプ・レヴナンツトール」という拠点があったわ。そして、今のレヴナンツトールは、失われたキャンプの機能を取り戻すべく、「冒険者ギルド」が主体となって復興を進めている集落よ。……レヴナンツトールに移転するとなれば、彼らとの協力体制は必要不可欠。冒険者ギルド本部とも話さなきゃいけないわ。

アルフィノ:そう思って手配しておいたよ。

06
↑アルフィノが冒険者ギルド本部の使者を二人連れて暁の間に入ってくる。

ミンフィリア:相変わらずやることが早いわね。

アルフィノ:きっと君がその気になってくれると思ってね。話をするなら、早い方が良いだろう?

ギルド本部の使者:話はアルフィノ殿から伺っている。共にレヴナンツトールを盛り上げていくため、良い話になることを期待している。

アルフィノ:冒険者ギルドとの話は、私の方で進めておこう。ミンフィリア、君にはその他の調整をお願いしたい。

ミンフィリア:わかったわ。

ギルド本部の使者:君がColoか。……うむ、良い顔をしているな。レヴナンツトールで冒険者ギルドの顔役をしているスラフボーンから、君の噂は聞いているよ。これから、レヴナンツトールを発展させていこう。よろしくな!

(※アルフィノと使者たち、暁の間を出て行く。)

ミンフィリア:さて、やることはいっぱいだけど、一つ一つ片付けていかなきゃね!わたしたちが準備している間に、あなたにお願いがあるの。……これは、光の戦士であるあなたではなく、友人としてのあなたへの、個人的なお願いよ。ラミンが、何か悩んでいるみたいでね……。心配させないようにしているのか、わたしには言ってくれないんだけど……娘ですもの、母親が悩んでいることくらい解るわ。ラミンは、あなたを随分と買っていたわ。だから、あなたになら、悩みを打ち明けるかもしれない。……どうか話を聞いてあげてくれないかしら?
ありがとう……。母をよろしくね。

(※暁の間の外にいたフ・ラミンに話しかける。)

フ・ラミン:……ミンフィリアがそんなことを?フフ、子供はいつの間にか成長するものね。小さなアシリアが、あんなに立派になって……。優しい冒険者さん、本当に甘えてしまっていいのかしら?実は……ずっと大事にしてきた耳飾りが壊れてしまったの。この耳飾り、ウルダハの彫金師ギルドへ持っていって、修理をお願いしてきてもらえないかしら?私は、あそこへ行くことはできないから……。
わかってるの。本当は、自分で彫金師ギルドへ行くべきよね。わかってはいるけど……私は、あそこへ戻らない方がいいのよ。

(※傷つき壊れている「フ・ラミンの歌声」を預かり、彫金師ギルドへ。アイテム説明文によると「天才彫金師ニエルフレーヌ作の猫目石をあしらった耳飾り」だそうです。)

メメデス:……耳飾りを修理してほしいって?そんじゃまあ、まずは現物を見せてみな。
こ、この耳飾りはまさか……!!いや、この見事な彫り、細やかな削り、何より、小粒の猫目石を大胆にも繊細に散らせた意匠……!間違いねえ!こいつは稀代の天才彫金師ニエルフレーヌが手掛け、恋人に贈ったっていう「フ・ラミンの歌声」だ!!こ、こんなすげえ代物の修理を依頼されるなんざ……うおおお、手が震えてきた!!……こいつには、時間をかけて取り組みたい。なぁあんた、その代わりと言っちゃ悪いんだが、採掘施設へ鉱石を取りに行ってくれねぇか?採掘施設で掘り出される遺物に混じってる鉱石を、格安で譲ってもらう約束をしてるんだが……今はそれどころじゃねぇ、こいつの修理に集中したいんだ!採掘施設は南ザナラーンにある。話は通してあるからよ、そこの「オディネル」って奴から鉱石を受け取ってくれ。
鎮まれ俺、鎮まれ俺……。できることをそのままに、誠意を込めて、素直にやればいいだけだ……。

(※南ザナラーンのビエルゴズ・ストライクの採掘施設へ。)

オディネル:……おや、メメデスさんの使いだって?それはご苦労さんだ。それにしても、メメデスさんが鉱石を見に来ないなんて、珍しいこともあるもんだ。あの人は、仕事に使う鉱石にはうるさいんだがねえ。ともかく、頼まれていた鉱石はこれだよ。さあ、持っていくといい。

(※様々な鉱石が入った麻袋を受け取って彫金師ギルドに戻り、メメデスに渡す。)

メメデス:お、おう、こっちの仕事は終わってるぜ。あんたの方はどうだ?
……約束の品に間違いねぇ、ありがとうよ。へっへっへ、こいつがあれば……じゃなくって!ほ、ほら、頼まれた耳飾りを修理しておいたぜ。そ、そそそ、その、板バネが折れてたんで、そこを取り換えて……あと、ちょっと磨いといたんだ。自分じゃ、うまくできたと思うんだが……うん。こんなにすげえ代物をいじらせてもらえて、本当に光栄だ!もちろん、お代なんて必要ねぇ!持ち主に、礼を言っといてくれよな!!

(※「フ・ラミンの歌声」を受け取り、砂の家に帰還。)

フ・ラミン:あの耳飾りは、私の祈りの象徴。だから、どうしても壊れたままにしておきたくないの。
まぁ、ありがとう……。こんなに綺麗に修復してもらえるだなんて。このイヤリングは、私が愛した……いえ、今も愛している人が造ってくれたものなの。……彼は、今も眠り続けているわ。アシリアとの再会もできた今、私にできることと言ったら、彼の魂がザル神の御許に辿り着くことができるように、祈り続けること……。そして、この「暁の血盟」がエオルゼアのために活躍し続けることができるよう、お手伝いすることだけね。あなたは「暁」にとっても、アシリアにとっても、かけがえのない存在だと聞いたわ。これからも彼女を、皆さんをよろしくね。アシリアにも、礼を言っておかなきゃね!あなたも、報告に行くといいわ。心配しているでしょうから。

(※暁の間へ行き、ミンフィリアに報告。)

ミンフィリア:ありがとう、Cocolo。ラミンの悩みを解決してくれたのね。彼女に笑顔が戻って、わたしも嬉しいわ。

07
↑扉が開き、賢人たちが入ってくる。

アルフィノ:Coloも居たのか。ちょうど良い。ミンフィリア、冒険者ギルドとの話し合いが付いたぞ。

ミンフィリア:まぁ、どうだったの?

アルフィノ:冒険者ギルドからの全面的な協力を得ることで合意したよ。彼らが進めているレヴナンツトールの拡張の一環に、我々も参加するかたちでね。モードゥナのレヴナンツトールに、我々の新たな本部施設、「石の家」を建設する。

ヤ・シュトラ:これで、ミンフィリアの悩みも解消されるわね。……タタルのふくれっ面を見られなくなるのは、少し残念だけど。

サンクレッド:砂から石へ……か。いろいろと、感慨深いものがあるな。

ミンフィリア:私(※原文ママ)からも報告があります。先程ウルダハから連絡があって、これで三都市の同意を得ることができたわ。正式に独立した中立の組織として、「暁の血盟」を再発足させることになります。

アルフィノ:それは、本当か?

ミンフィリア:ええ。形だけの秘密結社だった「暁」はおしまい。これからは、広く第三者の認める組織としての「暁の血盟」になるの。

パパリモ:「救世詩盟」や「十二跡調査会」の延長ではない、新しい組織としての「暁」ってことか。

イダ:私たちの活動が認められたってわけだね!

ミンフィリア:わたしたちが、これまで以上に、大きな信頼を寄せられているっていうことよ。これは、先の蛮神、帝国との戦いでの、あなたの功績によるところが大きいわ。さて、本格的に忙しくなるわ。みんな、頑張っていきましょう!

08
↑賢人たち、暁の間を出て行く。タタルが立ち止まり、独り言ちる。

タタル:レヴナンツトールは、岩がいっぱいのところでっす。……そろそろ採掘師の資格もとるべきでっすかね。



Lv.50 レヴナンツトールへ

ミンフィリアは、冒険者にあるものを届けてほしいようだ。

ミンフィリア:移転を決めた途端、アルフィノから実務を山ほど渡されたわ。まったく、彼の手際の良さには感心するわね。……先見の明?それとも、一日の長なのかしら?ともかく、わたしもタタルさんも賢者のみんなも手一杯。あなたにも、一つ頼まれてほしいの。この「本部移転計画書」をレヴナンツトールのスラフボーンさんに届けてくれるかしら?大事な書類だから、失くさないように気を付けてね。

(※暁の血盟本部の移転計画が記された書簡を預かり、レヴナンツトールへ。)

スラフボーン:こんな辺境の……と、お前か、冒険者。「暁」からの連絡を待っているのだが……もしや、お前がその連絡役かな?
……ふむ、ようやく来たか。確かに受け取ったぞ。これでキャンプ復興へ取り掛かれる。復興にあたっては、障害も多いだろう。このレヴナンツトールでも、いろいろと準備をしなければな。助力を期待しているぞ、冒険者。



Lv.50 埋没寺院で石材探し

レヴナンツトールのスラフボーンは、冒険者に頼み事があるようだ。

スラフボーン:……早速だが冒険者、一つ頼みたいことがある。現在、このレヴナンツトールは順調に拡張を進めている。この先、更なる拡張を行うためには、障害となる帝国軍や魔物から身を守るために、外壁も強化せねばならん。そこで、魔除けの力を持った特殊な石材を入手してきてほしいのだ。カルン埋没寺院という遺跡を知っておるか。あの遺跡には、盗掘者を防ぐために、魔法仕掛けの罠が張り巡らされていると聞く。その遺跡の石材を使って外壁を補強すれば、この地の守りを、更に固めることもかなおう。そうなれば、レヴナンツトールも安泰だ。「カルン埋没寺院」は南ザナラーンにある。かの遺跡を調査している「ビビム」に話せば、中に入れてもらえるだろう。カルン埋没寺院を踏破すれば、「カルンの封魔石」を見つけることができるはず。冒険者ギルドと「暁」の関係強化のためにも頼んだぞ。

(※カルン埋没寺院前へ。)

ビビム:この遺跡は「カルン埋没寺院」。古代都市ベラフディアの者らが、日神「アーゼマ」を祀るために建てたものだ。……ふむ、スラフボーンから連絡があった冒険者というのは君か。確かに、遺跡の内部では、魔力を帯びた石材を手に入れることができよう。しかし、この埋没寺院は、これまで何人もの冒険者をザル神の御許へと旅立たせた不吉なる場所……。十二分に気を付けて行ってくるがいい。

Lv.35 遺跡探索 カルン埋没寺院

灼熱の太陽に焼かれた地、南ザナラーン。その東部には、半ば地中に埋没した遺跡があるという。人呼んで「カルン埋没寺院」。
砂都「ウルダハ」の母体になったと伝えられる、古代都市「ベラフディア」の歴代の王たちが、守護神として崇めていた太陽の女神「アーゼマ」を祀って建てたこの壮大な遺跡に隠されるものとは……。盗掘者を防ぐため、魔法仕掛けの罠が張り巡らされた埋没寺院を踏破せよ。

(※ダンジョンを踏破し、カルン埋没寺院で発掘された魔除けの石材「カルンの封魔石」を回収し、レヴナンツトールに帰還。)

スラフボーン:カルン埋没寺院を踏破すれば、「カルンの封魔石」を見つけることができるはず。冒険者ギルドと「暁」の関係強化のためにも頼んだぞ。
おお、これが頼んでいた石材だな。うむ、見るからに力がありそうな石ではないか!……なに、本当に効力があるのか、だと?はっはっは、いかにも実利に聡い冒険者の意見だ!……いいかな、実際の魔除けの効果云々よりも、万全の備えができたという心持ちこそ肝要なのだよ。ともかく、これで作業にかかれる。感謝するぞ、冒険者。
ガイウスが倒れてからというもの、モードゥナに駐留している帝国軍は、鳴りを潜めている……。今のうちに、キャンプの拡充を図りたいものだな。



Lv.50 帝国軍への牽制

レヴナンツトールのサルク・マウルクには、気になることがあるようだ。

サルク・マウルク:おや、いつぞやの冒険者さん。レヴナンツトールへようこそ。かつて、岩ばかりの荒れ地だったここも、再び集った冒険者たちによって、活気づいてきました。開拓に参加した身としても、本当に喜ばしい限りです。しかし、一方で危惧していることもあります。賑わいをみせるレヴナンツトールを警戒してか、周辺の帝国軍が、なにやら動いているとの噂があるのです。その噂を裏付けるかのように、先日、ここから南西にある帝国軍の採掘拠点にコンテナが運び込まれたとの情報もあります。……コンテナの中身は、恐らく軍需品でしょう。かの地に残留する帝国軍が拠点を死守しようと、防備を固めているに違いありません。冒険者さん、どうか大事に至る前に、問題のコンテナを破壊していただけないでしょうか。コンテナ破壊には、この「24オンズ爆弾」をお使いください。錬金術師ギルドに言って、特別に用意させたものですので、威力は保証しますよ。カストルム・セントリに駐屯していた帝国軍を相手に「あざむき作戦」をやってのけたあなただ。……きっと成功すると信じています。

(※重さ24オンズの手製爆弾で、コンテナを破壊。帰還し報告。)

サルク・マウルク:お疲れ様です、冒険者さん。どうやら、爆破に成功したようですね。これでしばらくは帝国軍も静かになるでしょう。……しかし、油断はできませんね。私もいっそう、気を引き締めるようにしなくては。……おや、錬金術師ギルドに特注の爆弾を作らせるだなんて、やはり私が富豪の息子なんじゃないかって?……おかしなことをおっしゃいますね。私は一介の冒険者……。志を同じくする者として手段を提供しただけですよ。



Lv.50 襲われた輸送隊

レヴナンツトールのグオルゲイムは、輸送隊の様子が気になるようだ。

グオルゲイム:いいところに来たね。ちょうど、あんたみたいな手練れの冒険者に、頼みたいことがあったんだ。グリダニアから、このレヴナンツトールへ向け出発したはずの物資輸送隊の到着が遅れていてね。……もしかすると、輸送隊に何かあったのかもしれない。輸送隊は北部森林を経由してくる予定だったんだ。悪いけど、フォールゴウドにいる鬼哭隊の隊士を訪ねて、輸送隊の様子を探ってきとくれよ。

(※フォールゴウドへ。)

鬼哭隊の隊士:……レヴナンツトール行きの輸送隊ですか?いえ、フォールゴウドには到着しておりませんよ。もしや……いやしかし、辻褄が……。失礼、実はつい先程、チョコボ・キャリッジがイクサル族に襲われたとの報が入ったのです。都市からここまでの距離を考えると、考えにくいことではありますが……。それこそが、お探しの輸送隊かもしれません。チョコボ・キャリッジが襲われたのは、ここから東の街道沿いだと聞いております。現地に急行した仲間から、直接、話を聞くといいでしょう。

(※フォールゴウド東へ。)

鬼哭隊の隊士:おお、これぞ精霊の配剤!冒険者殿、お主なかなかの腕利きとお見受けする!見ての通り、チョコボ・キャリッジがイクサル族に襲われてな。物資が強奪された上、御者2名も拉致されたようなのだ!恐らく、ここより北西にあるイクサル軍伐採所に連れ去られたものと思われる。急ぎ、御者らを救出し、物資を取り戻してくれ!!

(※イクサル軍伐採所へ急行し、御者たちを救出。)

ヒューラン族の御者:た、助かりました!あたしゃもう、殺されちまうんじゃないかと……。……っと、のんびり話してたら、本当に殺されちまう!それじゃあね、お先に失礼させてもらいますよ!

エレゼン族の御者:……くっ、ありがたい。戒めさえ解ければこちらのもの。あとは、なんとか自力で脱出いたしましょう。チョコボ・キャリッジが襲撃された場所で待っております。……冒険者様、ご武運を。

(※略奪された物資も回収し、襲撃現場に戻る。)

鬼哭隊の隊士:冒険者殿、よくぞ救出してくれた!感謝いたしますぞ!

ヒューラン族の御者:今度のことで、あたしゃ10年は寿命が縮んだよ!あたしの命があるのは、ぜーんぶアンタのおかげでさぁ。ほんっとうに、ありがとうよ!!

エレゼン族の御者:危ないところを救っていただき、我ら2人、お礼の言葉もございません。……レヴナンツトール宛ての物資をお探しですと?ううむ、大変申し上げにくいのですが、実は、こちらがその物資なのですよ。チョコボ・キャリッジは、この有様ですし……現地の方には、すぐに別のキャリッジを手配するので、それまでお待ちください、と伝えていただけませんか?

(※レヴナンツトールに戻り、報告。)

グオルゲイム:……なんだって!?イクサル族にキャリッジが襲われていた!?……いや、驚くような話でもないか。蛮神復活の噂が、こんなところまで聞こえてきてるんだ。その裏には、蛮族の蛮行があって当然しかりさ。ともかく、御者や物資の奪還まで、よくやってくれたね。本当にありがとよ!



Lv.50 スラフボーンは悩んでいる

レヴナンツトールのスラフボーンは、悩んでいることがあるようだ。

スラフボーン:……ううむ、どうすれば良いものか。おお、冒険者か。実はな、頭の痛い問題があるのだ。レヴナンツトール拡張は順調そのもの。冒険者たちも、続々と集まってきている。これは良いことなのだが……。集まった冒険者は、アラグ文明の石集めに奔走し、なかなか冒険者ギルドの依頼をこなしてもらえていない。冒険者ギルド本部も、成果が上がらず困っている状態だ。一方で、ロウェナの店は冒険者で溢れ、繁盛している。あの活気が、冒険者ギルドにも欲しいところなのだが……。……そこで、お前に頼みがある。冒険者ギルドからの依頼をこなし、新米の冒険者たちに、ギルドの仕事を教える役目を担ってほしいのだ。エオルゼアの英雄たるお前が依頼をこなすことで、新米たちも、それを手本として活躍してくれるだろう。そうなれば、きっと冒険者ギルドも活気付く。……ちょうど、この付近の開拓を阻害する、「モルボル」を駆除せよという依頼が出ているのだ。お前に、これを達成してほしい。「モルボル」は、西の「タングル湿林」辺りに生息している。冒険者ギルドと「暁」との良い関係性のために頼んだぞ。

(※討伐、報告。)

スラフボーン:おお、戻ってきたか。見事、依頼を達成してくれたようだな。冒険者ギルド本部にも、報告をしておこう。お前の働きは、冒険者ギルドのみならず、レヴナンツトールに集う冒険者の活気へと繋がるだろう。感謝するぞ、冒険者。



Lv.50 冒険者ギルドからの依頼

レヴナンツトールのスラフボーンは、冒険者に伝えたいことがあるようだ。

スラフボーン:お前か、良い知らせがあるぞ。冒険者ギルド本部が、お前の活躍に感謝の言葉を送ってきた。なんでも、ギルドの依頼を受ける冒険者が増えているそうだ。さて、もののついでだ。もう一仕事、頼んでもいいだろうか。仕事の内容は、ここより東の「唄う裂谷」周辺で、調査隊に多数の被害を出している、「ハパリット」を駆除してほしいというものだ。地道な依頼だとは思うが、お前が達成してくれれば、他の冒険者も後に続き、冒険者ギルドも活気付くだろう。冒険者ギルドと「暁」との良い関係性のために頼んだぞ。

(※討伐、報告。)

スラフボーン:戻ったか、冒険者。無事に達成できたようだな、感謝するぞ。英雄であるお前が、地道な仕事も真摯にこなす姿を見かけ、胸に迫った者もいたらしい。……そう、お前に続く者が次々に出ておるのだ!これで、心配事もなくなったというもの。我らこの地に集う者、万全の体制にて「暁」を迎えよう。これからもよろしく頼むぞ、Colo!



Lv.50 砂の家でのお片付け

レヴナンツトールのスラフボーンは、冒険者に伝えたいことがあるようだ。

スラフボーン:「暁」からの移転計画書によれば、そろそろ「砂の家」側の準備も整うはず。こちらの報告も兼ねて、一度、砂の家に戻り、状況を確認してきてもらえまいか。移転計画は、アルフィノ殿が担当しておる。彼に話を聞けばよいだろう。それでは、「暁」の移転を首を長くして待っているぞ。

(※砂の家に戻り、アルフィノと話す。)

アルフィノ:Colo、戻ったのかい。……ふむ、レヴナンツトール側の準備は完了したんだね。こちらは少し遅れていてね。……戻ってきたばかりですまないが、手伝いを頼みたい。「砂の家」に残っている「梱包された荷物」を回収し、管理しているタタルまで持っていってくれないか。そうだな、あと4つほどあったはずだ。これらの荷物が片付けば、いよいよ準備も大詰めだからね。よろしく頼んだよ。

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↑なんか全然片付いてないようにも思えますが……砂の家から運び出す荷物を集め、タタルさんのもとへ。

タタル:ええっと、あとやることは……アレと……ソレと……ああぅ、最後の荷物も確認しないとでっす!
おおぅ、Cocoloさん!……その「梱包された荷物」は、最後の輸送隊に運んでもらうものでっすね!ひぃ、ふぅ、みぃ……確かに全部ありまっす!助かりまっした!ちょうど確認しようとしていたところだったのでっす。あとは、輸送隊の手続きをしなければ……まだまだ、作業はいっぱいでっす。そうだ、Cocoloさん!……実は私からも、一つお願いがあるのでっす。よかったら聞いてほしいでっす。



Lv.50 タタルの願い

砂の家のタタルは、あるものを探してきてほしいようだ。

タタル:本部移転が決まってからというもの、引っ越しや新本部設営で、皆さんキリキリ舞い。なのに、作業は今が山場で、休む暇もないのでっす!……受付を担当している私のお仕事は、皆さんを元気づけ、笑顔にすることでっす。そこで、皆さんに栄養たっぷりの薬茶を配って、元気でニコニコになってもらおうと思ったのでっすが……なんと、材料の茶葉……「ハイランド茶葉」が売り切れていたのでっす!「ハイランド茶葉」は、クルザス地方に生えてるって聞いたことがありまっす。この茶葉を探してきてくれまっせんか?クルザス地方に住んでる方なら、詳しい人もいると思いまっす。どうか、よろしくお願いしまっす!

(※ええ!こんな引っ越し目前でそんな悠長なこと言ってる場合か?とりあえずキャンプ・ドラゴンヘッドへ。)

メドグイスティル:あら……おかえりなさい、冒険者さん。ふふ、あなたのことはちゃ~んと覚えてるわよ。だって、オルシュファン様を助けてくださった方だもの。……「ハイランド茶葉」が欲しいの?ううん、ちょうど切らしてしまっているのよ。ごめんなさいね。そうねぇ……あの茶葉で淹れた紅茶は、お酒で割ることもあるわ。酒商人の「エマニュエル」に相談してはどうかしら?

(※エマニュエルのもとへ。)

エマニュエル:「ハイランド茶葉」ですか。なんとも間の悪い……いや、申し訳ありません。あいにく、在庫を切らしておりまして。「ハイランド茶葉」の採取地は、ここから南西の川辺にあるんですがね。最近、そこに魔物が出没するようになったんです。茶葉を採取していると、その魔物に襲われるってんで、園芸師が敬遠してしまいまして。こうなりますと、まあ、うちの在庫も尽きますわな。オルシュファン様たちを助けてくださった方の頼みだ、聞いてあげたいのは山々ですが、相手が魔物では……。どうか、堪忍してくださいよ。
「ハイランド茶葉」の採取地は、ここから南西の川辺にあるんです。魔物が出るので気を付けてください。

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↑川辺に赴き魔物を退けて、アバラシア山脈の高地に自生する「ハイランド茶葉」を採取し、砂の家に帰還。

タタル:栄養たっぷりの薬茶を配れば、皆さん、きっと元気でニコニコになりまっす。Cocoloさんだけが、頼りなのでっす!
これでっす!Cocoloさん、ありがとうございまっす!早速、特製薬茶を作ってみるでっす!私の手作りでっす!気合入れて作るでっす!フンフ フンフ フーン。ひーとくち のーめば げーんきに なーるのー。ぜーんぶ まーぜて すーりつぶすー。あーろえ はーちみつ がーらごみーんとー。げーんきの みーなもと かーくしあじー。とーどのおめめー ぷりーんのちーにくー。おーがのはーらわたーを ぶーちこむのー。フッフ フンフ フーン。……おおぅ!薬茶に夢中で、大事なことを忘れていたのでっす!Cocoloさんが留守の間に、何やら緊急事態みたいでっす!!



Lv.50 黒衣森で覚醒するもの

砂の家のタタルは、冒険者に伝えたいことがあるようだ。

タタル:緊急事態みたいでっす!!グリダニアから「双蛇党」の使者がお見えになられて、みんな、ピリピリしてるでっす……。ひょっとすると、また蛮神「ガルーダ」が!?それとも、帝国が!?……なんだか落ち着かないのでっす。ともかく、ミンフィリアさんのところへ向かってお話を聞いてあげてほしいのでっす!

(※暁の間へ。)

ミンフィリア:Cocolo、探していたわ!先程、グリダニアの「双蛇党」から連絡があって、どうやら、新たな蛮神が出現したらしいの……。

ウリエンジェ:グリダニアに仇なす蛮神といえば……イクサル族の信仰する蛮神「ガルーダ」、それに、彷徨える闘神「オーディン」。しかし、今回のこの反応はそれらとは違うもの。測定器の反応では、これは……。

ミンフィリア:ええ、第七霊災の直前に、これに似た反応を感知したことがあるわ。このタイミングで新たな蛮神だなんて……。……何かの意思が働いているとしか……。いずれにせよ、放っておけない。至急、グリダニアへ向かってくれるかしら。

ウリエンジェ:先に「双蛇党」の「ボルセル大牙佐」のもとへ。……イダとパパリモも、現地へ向かわせましょう。

ミンフィリア:相手は蛮神……戦いになるかもしれない。光の戦士である、あなたが頼りよ。……十分に気をつけてね。
「双蛇党」の「ボルセル大牙佐」のもとへ向かって!

(※グリダニアへ。)

ボルセル大牙佐:これはこれは「暁」の。使者は無事、そちらに着いたようだね。いやあ、来てもらえて本当によかった。実は、ことはなかなか深刻でねえ……。



Lv.50 無垢なる爆走

ボルセル大牙佐は、冒険者に話があるようだ。

ボルセル大牙佐:わざわざ来てもらって、申し訳なかったね。実は、精霊評議会に珍しいお客が訪れたんだ。お客というのは、モーグリ族のクポロ・コップさ。曰く、モーグリ族に危機が訪れている、とか。それで、僕たちに助けを求めに来たらしいんだよ。この件で、カヌ・エ様は君の助力を求めておいでだ。……君は以前、シルフ族との交渉を成功させたからねえ。今回のご指名は、その実績をかってのことだろうさ。詳細は、カヌ・エ様が御自ら説明してくださるそうだ。豊穣神祭壇へ行って、そこにいる道士にカヌ・エ様がおわす「不語仙の座卓」への案内を請いたまえ。

(※豊穣神祭壇へ。)

物静かな道士:冒険者Coloか。皆様がお待ちかねだぞ。早速「不語仙の座卓」へ向かうか?

(※不語仙の座卓へ。)

クポロ・コップ:クポポ~!大変クポ~、大変クポ~。どうなっちゃうクポ~!?

ラヤ・オ・センナ:大慌てしてるモーグリ族たちを見てられなくて、あたしがここへ、クポロ・コップを連れてきたの。

イダ:モーグリ族って、気ままな生物だと思ってたけど……意外と繊細なところもあるんだね!

パパリモ:モーグリ族から、もたらされた報せは、実に興味深い事例だよ……。

(※「クポロ・コップ」はグリダニアが開始都市だった場合のメインクエスト序盤に登場していました。⇒参考

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モーグリのクポロ・コップ:来てくれてありがとうクポ!助けてほしいのクポ!このままじゃ、森で大戦争が起こっちゃうクポ!

ラヤ・オ・センナ:クポロ、落ち着きなさい!それじゃ、全然分からないわ!……カヌ・エ姉様、説明をお願い。

カヌ・エ・センナ:急なお呼び立てに応じていただき、感謝しております。「暁」の協力が必要な事象が起こったのです。ここにいるモーグリ族のクポロ・コップが、私どもの下に、凶報をもたらしてきました。それは、「善王モグル・モグXII世」の召喚……。

ラヤ・オ・センナ:善王モグル・モグXII世……聞いたことあるかしら?モーグリ族の伝承に登場する、モーグリ族の王様よ。

モーグリのクポロ・コップ:モーグリ族には、語り継がれている伝説があるクポ。その伝説によれば、昔々モーグリ族は、天界で暮らしてたクポ。でも、いつの日か、神様が乱痴気騒ぎをして、モーグリ族は天界で暮らしにくくなったクポ。そのとき、天界から糸を垂らして、モーグリ族を地上に導いてくれたのが、モグル・モグXII世といわれる王様クポ!王様は糸を支えて、最後まで天界に残ったと言われているクポ。そして伝説の最後は、こう締めくくられているクポ。モグたちが窮地に陥ったとき、天界に残った王様が助けに来てくれる……クポ。

パパリモ:どうやら僕たちが呼ばれた理由は、伝説だったはずのモーグリ族の王様ってのが本当に助けに来ちゃったってことらしい。

イダ:しかも、とびきり過激な王様がね!

カヌ・エ・センナ:そう、モーグリ族に伝わる伝説……つまり、おとぎ話に出てくるモーグリ族の王様が蛮神と同じように召喚されてしまった。これは「実在しない存在を顕現する」という意味で、蛮族の行う「蛮神召喚」と同じ現象と考えられます。

イダ:神様として崇めてたわけじゃないのに、クリスタルを捧げて、お祈りしたら出てきちゃうだなんて、もうメチャクチャだね。

パパリモ:でも、Coloのおかげで、イクサル族の呼び出した蛮神「ガルーダ」は倒され、残留している帝国軍も静かになっている状態だ。蛮神と同じような現象とはいえ、モーグリ族が窮地に陥っているなんて話は……。

ラヤ・オ・センナ:……それよ。短い期間に黒衣森を、いえ、エオルゼア全土を巻き込んだ大きな戦いが立て続けに起こった。渦中にあったあんたたちにとっては、今は落ち着いている状態と言えるでしょうけど、周りから見れば、いつまた戦いが起こるかわからない。皆、平穏に暮らしているかのように見えて、怯えているわ。善王モグル・モグXII世を呼んだのは、「モーグリ家臣団」と自称している連中らしいの。モーグリ族の彼らも、私たちと同様。また黒衣森が戦場になることを恐れているのよ。自分たちが窮地に追い込まれたと思うくらいにね。

モーグリのクポロ・コップ:モーグリ家臣団も森を守りたいだけクポ。前から、ちょっとカゲキなヤツらだったけど、王様が来てから、どんどんカゲキになってるクポ……。

イダ:彼らの目的は、シルフ族と同じなんだね。自分たちの森を守りたいだけ……か。

パパリモ:なるほど……。しかし、その王様が蛮神と同じ存在だとすると、モーグリ族もテンパードにされる可能性がある。

カヌ・エ・センナ:ええ……。それだけは、なんとしても避けなければなりません。このまま「善王モグル・モグXII世」を放置すれば、モーグリ族全体のテンパード化も懸念されます。戦火が森に広がる前に、是非「抑止」をお願いしたいのです。

(※主人公とイダ&パパリモ、頷く。)

カヌ・エ・センナ:感謝いたします。善王モグル・モグXII世についての作戦は、「碩老樹瞑想窟」の「エ・スミ・ヤン」が整えております。詳細は彼にお聞きください。

クポロ・コップ:キミだけが頼りクポ。よろしくクポ!

ラヤ・オ・センナ:困ってるモーグリ族たちを見てられないわ。早いところ善王モグル・モグXII世を倒して、みんなを安心させてあげて。

(※碩老樹瞑想窟へ。)

エ・スミ・ヤン:お待ちしていましたよ、Cocolo。今回のご協力、皆と精霊に代わり感謝します。モーグリ族は本来、争いを好まないものです。それが神降ろしに頼るとは……森の状況が深刻だという、何よりの証でしょう。一刻も早く、事態を収拾しなければなりません。出陣の準備が整いましたら、私に声をかけてください。



Lv.50 善王モグル・モグXII世による粛清

エ・スミ・ヤンは、善王モグル・モグXII世の討伐作戦を説明しようとしている。

エ・スミ・ヤン:準備は、もう良いのですね?……それでは、作戦を説明させていただきましょう。善王モグル・モグXII世の居所は、結界にて隠されています。それを解除できるのは、結界を張った者と同じ者たち……モーグリ族のみです。ここは、クポロ・コップの力に頼る他ありません。……彼は「家臣団」とも親しい仲だったそうですから、今回の討伐への協力はさぞや辛いでしょう。しかし、善王の暴走を止めることは、彼の望みでもあるのです。ならば私たちは、その信頼に全力で応えねばなりません。「クポロ・コップ」を、旧市街の東桟橋で待たせています。さあ、彼と合流し、善王への道を切り拓いてください。

(※旧市街の東桟橋へ。)

クポロ・コップ:王様がいる場所は、結界で守られていて見えないクポ。その結界を、モグが解くクポ!まずは、結界がある東部森林の「茨の森」の奥まで、モグのことを護衛してほしいクポ!モグは先に行って、東部森林の「花蜜桟橋」で待ってるクポ。

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↑花蜜桟橋に到着すると、モーグリたちが揉めている。

クプタ・カパ:森を危機から守るオレたちの使命を邪魔するなら、幼馴染だって、容赦しないクポ!

クポロ・コップ:やめるクポー!王さまはクリスタルを食べて、森を枯らしてしまうクポ!それが、わからないのクポ!?

(※主人公、抜刀してモーグリたちの間に割って入る。)

クプロ・キップ:未だにヒトと仲良くしてるなんて、モーグリ族の風上にも置けないクポッ!

クプタ・カパ:森を荒らす帝国も、それを追い出せないヒトもシルフ族も、みんな同じクポッ!

クプロ・キップ:乱れた森の秩序を守るのは、家臣団の使命クポ!邪魔するおまえも敵だクポーッ!

クプディ・クープ:もうすぐ善王さまの粛清が始まるクポ!これ以上の邪魔は、容赦しないクポーッ!

(※家臣団らしきモーグリたち、去る。)

クポロ・コップ:急いで、善王モグル・モグXII世の粛清を止めなきゃクポ!茨の森の最深部まで、護衛をよろしくクポ!もしはぐれたら、ここで待ち合わせクポ!

(※接頭語が「マルヴォレント(=malevolent?)」の森の魔物たちが襲い掛かってくるのを退けつつ進み、茨の森の最深部へ。)

クポロ・コップ:着いたクポ~!ここまで来れば、護衛はもう不要クポ。結界を開く準備にとりかかるクポ!
さっそく結界を解いて、王さまのもとへの道を開くクポ。キミにも手伝ってほしいクポ。さあ、「結界の結び目」に向かって手をかざすクポ!モグの魔力をキミの身体へ注いで、結界を開くクポ!

(※指示通りに手をかざすと、結界が開く。)

クポロ・コップ:この先に、善王モグル・モグXII世がいるクポ。王さまをやっつけて、家臣団にお仕置きしてくるクポ!

Lv.50 善王モグル・モグXII世討滅戦

モーグリ族のはみ出し者集団「モーグリ家臣団」が、おとぎ話上の存在、「善王モグル・モグXII世」を召喚した。決して神として崇められていた存在ではないが、強き願いとクリスタルの力によって顕現している点は、まさに「蛮神」である。
このままでは、モーグリ族全体のテンパード化もあり得ない話ではない。そんな危機感から、モーグリ族のクポロ・コップは、善王討伐を依頼してくるのだった。

字幕(クプタ・カパ?):来やがったかクポ……

字幕(クプク・コギ?):冒険者くせえヤツらクポーッ!!

字幕(クプディ・クープ?):善王さまに粛清されちまえクポー!!

(※お口が悪すぎるクポー!戦闘開始。)

善王モグル・モグXII世:メメント・モーグリ! モグを記憶せよクポーッ!
 家臣たちよ、ワルモノを裁くクポーッ!
 家臣たちの忠義を、力に変えるクポーッ!

(※吹き出しの台詞はたくさんあったんですが、バトルに夢中でSS全然撮れてませんでした……!)

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↑戦闘終了。善王さまがエーテルに還ると、家臣団たちも逃げ去っていく。主人公は結界の外に出て、待機していたクポロ・コップに報告。

クポロ・コップ:王さまを倒したクポね?すごいクポ!本当にありがとうクポ!家臣団も、罪を重ねないで済んだクポ。……よかったクポ~。モグは家臣団にお説教してくるクポ!!連中も、これに懲りて大人しくなるといいのクポ!王さまを倒したこと、仲間の「クプニ・クパ」に伝えてクポ!ラヤ・オと一緒にキャンプ・トランキルにいるクポ。よろしく頼んだクポッ!

(※キャンプ・トランキルへ。)

プクニ・パク:おかえりクポ!すごいクポ~っ!家臣団が大人しくなってくれれば、また安心して暮らせるクポ!ささやかだけど、お礼を受け取ってほしいクポ!それから、ラヤ・オもお話ししたがってるクポ。声をかけてみるクポよ~。



Lv.50 邪なる手引き

ラヤ・オ・センナは、冒険者にさせたいことがあるようだ。

ラヤ・オ・センナ:善王モグル・モグXII世の討伐、ご苦労様。「カヌ・エ姉様」へも、あんたから詳しく報告してあげてくれない?いつものように、グリダニアの豊穣神祭壇にいる道士に申し出れば、「不語仙の座卓」へ通してもらえるようにしておくわ。

(※豊穣神祭壇へ。)

物静かな道士:善王モグル・モグXII世の討伐、ご苦労だった。皆様がお待ちかねだぞ。早速「不語仙の座卓」へ向かうか?

(※不語仙の座卓へ。)

イダ:お帰り!善王討伐について、いろいろ聞きたいところだけど、とにかく、まずはカヌ・エ様に報告してあげて。

パパリモ:今回は、ご苦労様だったね。それにしても、一体誰が家臣団に蛮神の召喚方法を教えたんだろう……。

クポロ・コップ:みんなで待ってたクポ!早くカヌ・エに報告してあげてクポ!

カヌ・エ・センナ:Cocolo殿、ご苦労様でした。「善王モグル・モグXII世」を抑えていただけたこと、連絡を受けております。早速ですが……戦況を詳しく報告していただけますか?
……そのようなことが。

イダ:やっぱりさぁ。その王様って、どう考えても「蛮神」だよね~。「神様じゃない蛮神」って感じ?ややこしいけど。

パパリモ:信じる心と強き願いが、クリスタルの力を糧にして、見えぬ存在を具現化する……。まさに「蛮神召喚」だ。

カヌ・エ・センナ:問題は、その「神降ろし」の方法を、一体誰がモーグリ族に教えたのかということ……。

イダ:それってまさか……。

パパリモ:エオルゼア各地に出没している仮面の男……混沌の種を蒔く存在、アシエン!

モーグリのクポロ・コップ:そういえば、家臣団が5年前にへんちくりんな仮面の男から、王様の呼び方を教わったって言ってたクポ!

パパリモ:くそっ……。やはり、奴ら……アシエンを叩かないことには、蛮神の乱立は止められないのか。

カヌ・エ・センナ:闇を根絶しない限り、私たちが戦うべき蛮神は、この先も増え続ける……。報告、承りました。依頼を解決していただいて感謝しております。……双蛇党も気を引き締めなければなりませんね。

イダ:それはそうと、カヌ・エ様。例の件は、決めていただけましたか?

カヌ・エ・センナ:ええ、もちろんです。レヴナンツトールへの「暁」本部移転に必要な物資は、今回のお礼も兼ねて、支援させていただきます。

イダ:ありがとうございます、カヌ・エ様。

パパリモ:これで、砂の家で待つ「ミンフィリア」にも、いい報告ができそうだよ。君から、直接話してあげてくれないかい?

カヌ・エ・センナ:レヴナンツトールへの「暁」本部移転……速やかに完了することを祈っています。

クポロ・コップ:家臣団のヤツらは、反省してたクポ!ヤツらがまた王様を召喚しないように、モグが目を光らせておくクポ。

イダ:グリダニアからの支援物資があれば、レヴナンツトールへの移転も捗るはずだよ。

(※砂の家へ。)

ミンフィリア:おかえり、イダとパパリモから報告は受けているわ。もちろん、モーグリ族の裏で動いていたアシエンの件もね。一刻も早く、彼らを止める方法を見つけなくては……。でも、焦っても仕方ないわね。本部移転の件で、グリダニアからの物資援助を取り付けられたことだけでも、喜ばなくっちゃ。本当にありがとう、Cocolo。やはり、あなたには人と人とを結びつける力があるようね。これからも、頼りにしているわよ。



Lv.50 失われし伝承と存在

砂の家のミンフィリアは、冒険者にお願いをしたいようだ。

ミンフィリア:グリダニアからの支援も受けられそうだし、そろそろ、準備万端と言ってもいいかしら。……何もかも、あなたが頑張ってくれたおかげね。わたしたちは、いくつかの班に分かれてレヴナンツトール入りする予定よ。大きなキャラバンでも組もうものなら、人にとっても、魔物にとっても、格好の的になってしまうもの。班の護衛役と非戦闘員以外は、それぞれ単独で現地へ向かってもらいます。光の戦士たるあなたは……当然、後者ね。わたしたちが移転した後、この砂の家は、「暁」に所属する冒険者の集いの館として解放する予定よ。ウリエンジェさんには、引き続きここの執務長を任せます。ウリエンジェさんから、強い申し出があってね。一緒にレヴナンツトールに行くよう説得したのだけど……ここの執務長をやりながら、蛮神問題の解決に向けて、調査に専念したいらしいの。それに、まだやり残したことがあるとも言っていたわ。……きっと、アリゼーの件ね。何かあれば駆けつけてくれるらしいから、ここは彼に任せて、わたしたちは安心して出発しましょう。……さてと、準備が整ったことをウリエンジェさんに伝えてきてもらってもいいかしら?あなたと入れ違いだったから、まだその辺にいると思うわ。

(※ウリエンジェのもとへ。)

ウリエンジェ:準備……委細承知しています。移転ののちに、この家を訪ね来る者については、私がレヴナンツトールへ案内する手はず……。旅立つあなたに、この言葉を贈りましょう。……歴史は記憶に依って成るもの。翻って、人もまた然り。記憶に依らぬは、薄絹の宵闇に翻るが如く。いずれは、闇に溶け行く運命(さだめ)。されど、薄絹は暗中に変わらず在り。而して……其は人に、歴史に通ず。……ふふ、今日ばかりは趣向を変え、あなたの言葉で語りましょう。どうか、この砂の記憶を、お忘れになりませんよう……。

ミンフィリア:キャァァァァ!

ウリエンジェ:今の悲鳴は……ミンフィリア?

14
↑主人公が暁の間に駆けつけると、ミンフィリアが倒れている。

ミンフィリア:だ、大丈夫よ……。

(※主人公の超える力が発動。すぐ先程の"過去"を視る。)

15
↑額に入っていた折れた杖をカバンにしまうミンフィリア。

ミンフィリア:持っていくものは、これで最後ね。……ルイゾワ様、少しの間、窮屈でしょうが、我慢してくださいね。

????……それが賢人ルイゾワが持っていたという、名杖「トゥプシマティ」か……。

16
↑ミンフィリアが振り向いた先にいたのは、白き衣に赤い仮面のアシエンだった。

ミンフィリア:赤き仮面……もしやアシエン!?

????ほう、私の姿を認識できるか。……やはり「超える力」の持ち主なのだな。

ミンフィリア:でも、その白き衣は……。

????:人の伝承には伝わっていないのか?まぁ、私がこの世界に来たのも数千年ぶりだ。仕方あるまい。

????:待ちたまえ、私は調停者だ。黒法衣どもとは違って、君たちと戦う意志はない。

ミンフィリア:黒法衣……アシエン・ラハブレアのこと!?

????:彼に痛手を負わせてくれたようだな。随分と悔しがっていた。だが、奴等にとっては、いい薬となっただろう。

ミンフィリア:悔しがってって……まさか!アシエン・ラハブレアはあの人が倒したのよ!?

????:深淵の司祭を退けた君たちだ。少しは我々のことを理解していると思ったが……。我々は不死なる存在。人への憑依……闇のクリスタルを破壊したところで、その存在が滅するものではない。

ミンフィリア:そんな……。

17
↑タタルが暁の間に入ってくる。白法衣の者には気付きもせず、ミンフィリアに話しかける。

タタル:ミンフィリアさん、荷物を送る準備ができたでっす。そろそろ出発するでっす。……どうかしたでっすか?

(※ミンフィリアの視線の先を見ても何もなく、不思議そうにするタタル。タタルの目には、白法衣のアシエンが映っていないらしい。)

タタル:ミンフィリアさん、具合でも悪いでっすか?お疲れでっすか?このところ、引っ越しの準備で忙しかったでっすもんね。少し休憩するといいでっす。荷物は私が送っておくでっす!

(※タタル、暁の間を出て行く。)

????:あの者に、なぜ私が見えないか不思議か。……あの者は私という存在を「認識」していないからだ。

ミンフィリア:……認識……ですって?

????:そう、肉体という古き器を持たぬ我々は、人にとって「不確か」な存在。時には、亡霊の如き姿に。時には、影無き人の姿に……。見るものによって、その在り方を変える。私のことが伝承に伝わっていないなら、尚更だ。君たち人にとって、私は「存在していない」のだから。

ミンフィリア:なんてことなの……。

????:しかし、超える力を持つ者は違う。超える力は、その壁ですら超えることができる。僅かなきっかけがあれば、我々の正しき姿を認識できよう。

ミンフィリア:超える力……。この力は一体……。

????:君たち人は、その力の真なる能力を引き出してはいない。受け入れるのだ……「超える力」を。

ミンフィリア:受け入れるですって?

????:その時、我々と君たちは、目的を一つとした同志となる。そうなれば、もはや争うこともないだろう。私は調停者……君たちと戦う意志はない。今日は、そのことを伝えに来ただけだ。いずれまた会おう。

ミンフィリア:ま、待ちなさい!

18
↑立ち去ろうとした白法衣のアシエンに近付くミンフィリア。アシエンは即座に振り向き、何やら暗いオーラでミンフィリアを攻撃する。

ミンフィリア:キャァァァァ!

(※ミンフィリア、倒れる。先程の悲鳴はこの時のものか。)

????やはり、超える力を持つ者を取り込むことができぬようになったか……。「アーダー」も考えものだな。

(※白法衣のアシエン、消える。過去視終了。)

ミンフィリア:その感じ……過去視で見たのね?……フフフ、説明する手間が省けたわ……。

(※ミンフィリア、立ち上がる。)

ミンフィリア:どうやら、私を殺すつもりはなかったようね……。もう大丈夫よ。

(※ウリエンジェとタタルが暁の間に入ってくる。)

タタル:ミンフィリアさん、ダイジョブでっすか!?今の悲鳴はなんでっすか!?目眩でっすか?立ち眩みでっすか?お疲れなら、是非、このタタル特製薬茶を……。

(※ミンフィリア、タタルに微笑み頷いてから、ウリエンジェに話しかける。)

ミンフィリア:ウリエンジェさん、お願いがあります。委員会に連絡して「禁書」の閲覧許可をもらって。わたしたちは、もっと知る必要があるわ。アシエンを……彼らのことを。

ウリエンジェ:……まさか、先程の悲鳴はアシエンに?

(※ミンフィリア、頷く。)

ウリエンジェ:ここに来る途中、何者かの気配が街の方へ。……もしや、あれがアシエンでは?

ミンフィリア:Cocolo、追って!あの白き衣のアシエンからは、嫌な感じがするの!

ウリエンジェ:……タタル嬢、手伝いを頼みます。

(※ウリエンジェとタタル、出て行く。)

ミンフィリア:あのアシエンから、とても嫌な感じがしたの。何か、良くないことが起こる前触れ、……いえ、前触れそのもののような……。Cocolo!あの白き衣のアシエンを追ってちょうだい!

ウリエンジェ:ここは、私が……。あなたは白き衣の者を追ってください。彼の者なら、ベスパーベイへと出ていきました。

タタル:なんだか、胸がドキドキするんでっす。怖いことなんて……もう起こらないでっすよね?

19
↑砂の家を出てすぐのところに、白き衣のアシエンが佇んでいる。

????:……来たか、冒険者。ちょっとした趣向を用意しよう。我が下僕たちを倒し、私を追ってくるがいい。……君の力が本物かどうか、見せてくれたまえ。

20
↑パラタの墓所の方へと立ち去った白き衣のアシエンを追う。襲い掛かってくるブルティッシュ・インプやグルサム・ガーゴイル、ナールド・ガーゴイルを倒しながら進み、奥で待ち構えている白き衣のアシエンを発見。現れたアシエン・コンジュラーとサーマタージ(黒い衣のアシエン)を倒し、白アシエンに話しかける。

白き衣のアシエン:……せっかくの趣向も、君にとっては、余興にもならなかったかな。どうやら本物のようだ。さすがは、深淵の司祭を退けたという冒険者……。

(※主人公、抜刀する。)

白き衣のアシエン:君も威勢がいいな。……彼女の過去を視たのだろう?私に戦う意志はない。勇敢な君の顔を拝みたかっただけだ。ラハブレアは、黒法衣どもの中でも特異な者……。光の加護を受けていたとはいえ、まさか、我々を打ち破る「人」が存在するとはな。ハイデリンの光の使徒……。しかし、君は感じているだろうか。ハイデリンの干渉が、減りつつあることを……。直にハイデリンは失われる。……いや、本来の姿に戻るのだ。ハイデリンだけではない。星も、世界も、人も……すべては、あるべき姿に戻る。私は黒法衣どもとは違う。すべてを理のもとで正しき道へと導くだけだ。

アシエン・エリディブス:私は、アシエン・エリディブス。真なる神と人とを紡ぐ調停者……。いつかゆっくりと話をしよう。誰にも邪魔をされないところで、ゆっくりとな。

(※アシエン・エリディブス、消える。主人公は砂の家に帰還。)

タタル:Cocoloさん!ご無事で、何よりでっす!ミンフィリアさんがお待ちかねでっすよ。

ウリエンジェ:……友の帰還は喜ばしいもの。さあ、奥へお進みを……。

(※暁の間へ。)

ミンフィリア:よかった……無事に戻ってきたのね。実はあの後、とても心配していたの。本当にごめんなさい、Cocolo。動転していたとはいえ、危険なお願いをしてしまって。……それで、あの白き衣のアシエンは……?
……ハイデリンが本来の姿に戻る、ですって?星も、世界も、人もあるべき姿に戻るなんて……一体、どういう意味なの……?アシエン・エリディブス……黒き衣のアシエンとは、行動を異にしているようだけど、話を聞く限り、やはり味方とは思えないわ。ともかく、彼についてはこちらで調査を進めます。あなたは戦いの疲れを癒して。ありがとう、Cocolo。



Lv.50 石の家へ

砂の家のミンフィリアは、冒険者にあるものを届けてほしいようだ。

ミンフィリア:アシエン・エリディブスのことは気になるけど、こっちも進めないとね……。そう、「砂の家」での仕事も、残すところあと一つよ。……ここに一冊の手記があります。著者は、ガレマール帝国の密偵でありながら、アラミゴ解放軍へ帝国の情報を流していた男、わたしの父よ。父は任務のためにウルダハへやってきて、不慮の事故に遭い、亡くなったわ。死の間際に、この手記をわたしに託して、ね。ここには、15年前に父や反帝国派の人々が集めた情報が綴られているの。……それに、帝国側が持つ蛮神の情報もね。古い情報だけど、今後の調査に役立つかもしれない。これを「砂の家」に残って蛮神の調査を続けるウリエンジェさんに託そうと思うんだけど……この「砂の家」最後の仕事は、Cocolo、あなたにお願いしたいの。「砂の家」で生まれた、光の戦士たるあなたに。わたしは、調べることがあるから先に出ます。……よろしく、お願いするわね。

(※ミンフィリアの父、ウォーバトンの「形見の手帳」を預かる。反帝国活動家が調べた情報が綴られている。これをウリエンジェに渡します。)

ウリエンジェ:……やはり。ミンフィリアは、あなたに託したのですね。さあ、最後の仕事を私とあなたの手で……。
……今を惑う者、過去の囁きにこそ耳を傾くべし。古き友の遺志、新たな友の意志、私が知るべき物語に、この手記も加えておきましょう。さあ、あなたは出立を。タタル嬢が先行してレヴナンツトールに入っています。彼女に問えば、新しき石の扉は開かれるでしょう……。

(※主人公のリンクパールに着信。)

ミンフィリア:……聞こえる?わたしよ、ミンフィリア。そろそろ、ウリエンジェさんとのお話が終わった頃かと思って連絡したの。……「砂の家」最後の仕事、おつかれさま。あなたには、これまで幾度となく砂の家に来てもらったけど、これが最後なんて、少し寂しいわね。そうそう、早速なんだけど……。あなたに伝えたいことがあるの。一度、「石の家」に来てくれるかしら。フフ、心配しないで。テレポの……エーテライトの利用料金くらい支給するわ。

(※レヴナンツトールのセブンスヘブンへ。奥へと続く扉の前で、タタルが待っている。)

タタル:お待ちしていたのでっす!こちらが、私たちの新しい拠点……「石の家」の入口となっておりまっす!ミンフィリアさんも、他の皆さんも、首を長ーくしてお待ちでっすよ。さっそく中へズズイっと、どうぞでっす!

(※ズズイっと中へ。石の家内部のNPCの台詞はまた別ページでまとめます。)

21
↑主人公が暁の間に入っていくと、賢人たちも続々と入ってきます。

ミンフィリア:みんな、揃ったわね。……前より、少し広くなったかな?

(※ミンフィリアは共に引っ越してきた「トゥプシマティ」を見上げて微笑み、改めて皆に向き直る。)

ミンフィリア:今日から、この「石の家」が、わたしたち「暁の血盟」の本部よ。

アルフィノ:独立した我らは、三都市と対等な立場となった。今後、「暁」は表立った組織として交渉、活動していく。政治のことは私に任せ、皆は、これまでと同様に目的のために尽力してほしい。

ミンフィリア:わたしたちの目的は変わりません。神々に愛されし地、このエオルゼアを救済すること。以前にも増して、みんなで頑張っていきましょう!

一同:オーッ!!

(※賢人たち、暁の間を出て行く。)

ミンフィリア:あなたに話しておくことがあるわ。……アシエンのことよ。

(※今までどこにいたのか、いきなりウリエンジェが近づいてくる。……砂の家に残ってたんじゃなかったの!?)

ウリエンジェ:……失礼、ミンフィリア。あれからバルデシオン委員会に繰り返し連絡していますが、やはり、連絡がつきません。

ミンフィリア:そんな、本部にも?……おかしいわ。友人に連絡をしてみます。

(※ミンフィリア、リンクシェルを使い連絡を取ろうとするが……)

ミンフィリア:ダメだわ……リンクシェルに応じない。友人にも、本部のどの部署にも繋がらないだなんて……。

ウリエンジェ:……何かあったのでは。

ミンフィリア:あそこは、強力な魔法障壁によって、外界から閉ざされているのよ。いかなる存在であっても……そう、アシエンであっても、進入できないはず……。……これも、わたしたちの「認識」が及ばない存在の仕業だとでもいうの?支部を経由して確認をとってもらいます。万が一に備えて、本部へ向かってもらうわ。……アシエンのことは、別口で探るしかないわね。ウリエンジェさん。

ウリエンジェ:……ええ、わかっています。シャーレアン本国に連絡をしてみるとしましょう。彼らがどこまで協力してくれるかはわかりませんがね。

ミンフィリア:お願いします。

(※ウリエンジェ、立ち去る。ミンフィリアは改めて主人公に向き直る。)

ミンフィリア:あなたに、アシエンのことを伝えておきたかったの。わたしたちが、彼らに対してどうするかをね。あなたが戦った、黒き衣のアシエン・ラハブレア。……そして、先に現れた白き衣のアシエン。彼らは複数存在している。そして、アシエンは不滅の存在……。あなたがサンクレッドを救うために倒したラハブレアも、この世界から一時的に消されただけで、その本体が消滅したわけではない。彼らをこの世界から完全に消滅させるためには、ただ闇のクリスタルを破壊するのではなく、根本的に方法を変えなくてはならないわ。アシエンの完全消滅……。その方法を探るのが、次にわたしたちが取り組む目標よ。すべては、エオルゼアの救済のために。先に顕現した「善王モグル・モグXII世」。大きな反応を見せているという「クリスタルタワー」。そして、人の伝承に無い「白き衣のアシエン」……。ここ最近、立て続けに起きている事象は、決して偶然が重なったのではないわ。このエオルゼアに降りかかろうとしている、大きな闇……。それによって起こされた「覚醒」だとわたしは、思っています。Cocolo……。この先、また必ずあなたの力が必要になる。これからも協力をお願いできるかしら。

(※主人公、頷く。)

ミンフィリア:ありがとう……。何か話が進展したら伝えるわ。それまで、冒険者として、あなたの腕を磨いておいて。

22
↑話を終え、主人公から離れたミンフィリアは不安そうに独り言ちる。

ミンフィリア:委員会本部に一体何が……。……クルル、無事でいて……。

23
↑一方その頃、アシエンの世界(?)では……

アシエン・ナプリアレス例の冒険者に会ってきたそうじゃないか。

アシエン・エリディブス……ナプリアレスか。何か用か。

アシエン・ナプリアレス別に用はないが……ただ、俺たちが動く前に、調停者殿がしゃしゃり出てくるとは驚きでね。

アシエン・エリディブス奴等は七度の「アーダー」を生き延び、また力をつけた。……侮れぬぞ。

アシエン・ナプリアレスフンッ……。いけすかねぇ野郎だぜ。

アシエン・エリディブスお前たちは、お前たちで動けばいい。それが、ゾディアーク様の命なのだから……。私も私で、やらねばならぬことがある。お前たちとは異なる、私に課せられた命を遵守するために。……そう、人を「覚醒」するために。






以下、感想など。
「フ・ラミン」さん、「ニエルフレーヌ」さん、そして「ウォーバトン」さん……知らない名前ばかり出てくるな、その割に情報が少ないなとモヤモヤしながら進めていたんですが、旧FF14からの登場人物だったのですね。いろいろと調べていたら参考になりそうな動画を見つけたので貼っておきます。(⇒参考・旧FF14のウルダハのオープニングだそうです。
旧FF14のことは本当に「評判がとても悪い」ということくらいしか知らなかったのですが、プレイしていたらこのストーリーはもっと面白く感じられたんだろうな~と悔しいです。
「レヴナンツトールと暁の絆のためにヨロシク!」と雑用をひたすら押し付けられたのには笑いました。そういう言い方されたら絶対断れないのわかってるくせに、ずるい!

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